ヤン・チヒョルトが卓越したタイポグラファであったことの証のひとつ、『アシンメトリック・タイポグラフィ』(鹿島出版会, 2013)が、ちょうど最近出版されたところでした。
彼はまた、卓越した書体デザイナーでもありました。たとえば、小林章『欧文書体』(美術出版社, 2005)によれば、彼の作成したSabonは「洗練という言葉が最もふさわしいローマン体の一つ」(p.43)とのことです。
そんなヤン・チヒョルトの展覧会が、ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で開催されています。
11月26日(火)まで。