羽生善治論

4041104556加藤一二三『羽生善治論 「天才」とは何か』(角川書店, 2013/4/10)

天才は、研究がもはやスタイルになっている「秀才型」と、ここ一番というときに集中して研究する「対応型」に分けられ、大山さんや羽生さん、谷川さんは前者に、著者自身は後者に分類できるという。かつては頂点を極めた棋士が下の世代の棋士について書くこと自体、貴重なデータではあるが、コンピュータというアプローチも有力になった現代将棋において、対応型がどこまで有効なのかなど、関連するデータがいろいろ欲しいところではある。

(参考文献リストあり。索引なし。)