極道(ヤクザ)な月

4344407865天藤湘子『極道(ヤクザ)な月』(幻冬舎, 2006)

英訳「Yakuza Moon」の出版を期に行われた外国人記者クラブでの会見に行ってきた(誘われたのであって、追っかけではない)。

「人生を一新する覚悟として全身に入れ墨を入れる」ということをまったく理解できない外国人特派員の質問に、ビシッと答えていたのはさすが。

「好きだからしょうがない」ではなく「好きだけどしょうがない」で埋め尽くされた半生。根本的なところで、「幸福」とか「愛」とはまったく違うものを軸にして生きているように見える。それは何なんだろう。

背中だけを見て育った。一度でいいから振り向いて欲しかった。こっちを向いてくれない寂しさで胸が張り裂けそうだった。怖かったのは殴られることではなく、愛されているという確信が持てない自分自身だった。(p.229)

「裏の世界」への好奇心に駆られていったわけだけど、「世界」を知るのと「人」を知るのは全然違うことだなあと、会見後に話を聞きながら思った。

「その全身の入れ墨を拝んでみたい」という期待に応えようとする企画は断ったらしい。まあ、そうだよな。

別の話:入れ墨の理由を聞いて、呉智英(読みにくい名前)さんが最近言ってたことを思い出したりもしたのだけれど、結局それは平均の話でしかないんだよねえ、あたりまえだけど。

暴走万葉仮名の女子学生が多い大学は、あのー、偏差値がね、ちょっと、あれなのですね

さらに別の話:入れ墨といえば、 Science Tattooなんてのもあった。

映像化

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