ジョンジョー マクファデン Johnjoe McFadden 斎藤 成也 十河 誠治 十河 和代
共立出版 (2003/09)
最初の自己複製子は、逆ゼノン効果に導かれながら膨大な可能性を平行して試す量子的重ね合わせと、観測またはデコヒーレンスによって作られ、ダーウィンのメカニズムに引き継がれることになったという説
これが正しいのなら、ほとんど人為的な仮定をおかずに生命を作ろうという研究者は、膨大に枝分かれしたどこかの宇宙でのみ栄誉を受けることになるのかもしれない
イーガン『万物理論』に関連する話、ウィーラーの「参加型の宇宙」が紹介されている(p.269)
「参加型の宇宙」では、宇宙の実在性が、実在するという意識をもつ観測者に依存しており、しかもそれは今日だけではなく、ビッグバンにまで遡るというのである!
参考文献
Quantum Theory and Measurement (Princeton Series in Physics)