将棋の終わりの始まり

コンピュータが将棋のプロに公式の対戦で勝利した。コンピュータ有利と言われプレッシャーのかかる挑戦を、堂々と受けた清水市代女流王将には敬意を表したい(三番勝負くらいにすればプレッシャーは和らいだかとも思うが)。しかし、いわゆる「終わりの始まり」であることに変わりはない。最強棋士が敗れるのも時間の問題だろう。「全盛期の羽生なら勝てた」というような、後味の悪い結果にならないペースで進むことを期待する。プロ棋士ならそのあたりのタイミングを読み間違うことはないだろうが。

清水女流王将 vs コンピュータ: 世紀の対局を楽しむために

今回使われたハードウェアはPC169台からなるクラスタ。ソフトウェアは、激指とGPS将棋、Bonanza、YSS(4プログラムによる多数決合議法が採用された)。ハードウェアは手軽ではないが、ソフトウェアのほうは、市販のものでもたいていアマチュアには十分だろう。

  1. 世界最強銀星将棋 Super PLATINUM(エンジンはBonanza)
  2. 激指 定跡道場2 優勝記念版
  3. AI将棋 GOLD 3 for Windows(エンジンはYSS)
  4. GPS将棋(フリーソフトウェア)

4047101079保木邦仁,渡辺明『ボナンザVS勝負脳―最強将棋ソフトは人間を超えるか』(角川書店, 2007)