このスクリプトが利用しているGoogle Translate APIは廃止されることが決まっています。ですから、このスクリプトの代わりにBingを使ってTwitter上のさまざまな言語のつぶやきをひとつずつ翻訳するユーザーサイドスクリプトを利用することを検討してください。
Twitterは言葉の通じる相手とのコミュニケーションツールとして使うのが一般的ですが、大量の情報が集まっているわけですから、何か他のことにも活用してみたいと思うわけです。
何らかのキーワードを指定して、それを含んだつぶやきを検索してみる、なんていうことは、試したことのある人も多いでしょう。例として、「mathematica」というキーワードで検索した結果を挙げてみます。英語やスペイン語、中国語、ポルトガル語などがあるようです。よくわかりませんが。
日本語と英語はともかくとして、他の言語はよくわからないので、とりあえず、機械翻訳にかけてみたいところです。精度はともかく、使い勝手は向上している機械翻訳ですが、Twitter上で使うには、少し工夫が必要です。というのも、Twitterにはさまざまな言語のつぶやきがあるので、まとめて翻訳するわけにはいかないからです。
Google Chromeという親切なブラウザは、ユーザが設定した言語以外で書かれたページを、読みやすいように翻訳してくれます。しかし、元の言語を一つに決めなければならないので、Twitterでは失敗します。下の例では、英語以外のつぶやきは翻訳できていません。
ですから、Twitterのつぶやきは、ひとつずつ翻訳しなければならないのです。そのためのユーザーサイドスクリプトTwitter Translatorを書きました。
FirefoxとChrome 13で操作を確認しています。Chrome 12では動作しません。
インストール方法
- (Firefoxの場合)Greasemonkeyをインストールする
- Twitter Translatorをインストールする
翻訳先の言語は、ブラウザの言語設定で決まります。ふつうにFirefoxを使っている人は、特に何か設定する必要はないでしょう。言語設定を変更したい場合は、Google を使ったなんちゃって地域化で紹介したQuick Locale Switcherを使うといいでしょう。
一度にあまりたくさん翻訳させるとGoogleからIPではじかれるようです。残念ですが、タイムラインが忙しい人は使えないでしょう。
お約束ですが、こういう話を基本から学びたいという方には、拙著『Webアプリケーション構築入門 実践!Webページ制作からマッシュアップまで 』(森北出版, 2011)がおすすめです。
TwitterVOL..2
ブログのランキングサイトなんか調べて見ると、ここにもTwitterについて書かれた記事沢山ありました。気になるブログを掲載します。今日のTwitterポ…
勝手にGoogle Translate API V2対応版に改造してみました。Googleにお金を払わないと使えないけど、BingよりGoogleの方がよさそうだったので。。。
http://userscripts.org/scripts/show/115785