いつも、こんなふうに言っているんです。
Webでフォントにこだわるのは(現時点では)無駄。スタイル属性font-familyの属性値に、具体的なフォント名を書いても、閲覧者側にそのフォントがなければどうしようもないのだから。指定するとしても、明朝体かゴシック体かという程度にしておきなさい。
基本的には、「font-family: serif;」なら明朝体に、「font-family: sans-serif;」ならゴシック体になるはずですが、IE8の場合はそうではないようです。ふだんIEを使わないので気づくのが遅れました。
「<p style='font-family: serif;'>情報実習</p>
」をIE 8.0.7600.16385で表示すると、こんなことになってしまいます。
「字形にあまりこだわるべきではない」というのが持論なのですが、これはちょっとひどいです。(html要素のlangやxml:lang属性で「ja」を指定しても同じです。)
というわけで、IE8で明朝体を見せる可能性があるときは、フォント名を具体的に書いておいた方がよさそうです。こんな感じ、
font-family: 'ヒラギノ明朝 Pro W3','Hiragino Mincho Pro','MS P明朝','MS PMincho',serif;
バランスをとるために、ゴシック体の場合も、
font-family: 'ヒラギノ角ゴ Pro W3','Hiragino Kaku Gothic Pro','メイリオ',Meiryo,'MS Pゴシック','MS PGothic',sans-serif;
追記
手元にあるブラウザ(Windows版・設定はデフォルトのまま)で調べたら、Firefox 3.6.3とChrome 5.0.342.9、Opera 10.51、IE 7では問題ありませんでしたが、Safari 4.0.5ではMSゴシックで表示されてしまいました。Safariは、標準フォントと等幅フォントしか設定できないようですが、serifとsans-serifの区別はしないということなんでしょうかね(iPhoneなんかはヒラギノ明朝が入っていないので、そうせざるを得ないでしょうが)。
セラーテムの米国子会社がWEB FONTサービスを開発したようです。詳細はwww.celartem.com。
Webfontsですね。
ライセンスの問題とかが整理されれば、便利かもしれませんね。
似たような問題を研究室の OPERA でも確認しました。(たしか
IE 固有の問題なのでしょうか。
しおざわさん
私のマシンに入っているOpera 10.51では問題ありませんでした。IEも、7は大丈夫だったので、IE 8固有の問題なのではないでしょうか。
助かりました!!
要するに、’MS P明朝’,’MS PMincho’の記述が必要なのでしょうか。