Chikirinさん曰く(実践女子大学と青山学院大学、同志社大学、京都大学を例に)
背景はよくわかるよ。私立大学はどこもJALと同じくらい経営が厳しい。顧客集めに四苦八苦だ。応募数を増やすにはそりゃあ田舎よりは都会にキャンパスを集約したい。だけど全員を都心に呼ぶのは無理。じゃあ、文系だけ分離して移そうという話になる。
(中略)
これ、本当に教育目的に照らして、いいことだと思います?
たいていの学生は、入学した時点ですでに、人間を理系と文系に分けるという考え方に慣れてしまっているわけですが、そういうものではないということを、大学教員が丁寧に教えていければいいと思います。そう考える教員はあまり多くはないかもしれないので、キャンパスを統合するよりは、かなりチャレンジングだと思いますが。
学問分野と学生の男女比には密接な関係があり(これが望ましいことがかどうかはともかく)、分野によって場所を分けることは、場所による男女比の差の拡大にも繋がります。悪いことにいわゆる理系には、女性とコミュニケーションを取るのが苦手な男子が多くいます。彼らのための自然な出会いの場が少なくなることのほうが深刻な気もします。
「出会いを求めに行かない奴はダメ」というのは、対象が学問であれ異性であれ正論なのかもしれませんが、今日の教育は、もう少し面倒見がよくてもいい気がします。
>>彼らのための自然な出会いの場が少なくなることのほうが深刻
いや、これほんとに深刻ですよ。
身を持って痛感しています。
事業仕分けだのなんだので現存の理系学生の肩身は狭くなる上、
次世代に理系志向の遺伝子を残すのも難しいだなんて、
技術国家日本に未来はあるんでしょうか。
理系学力の低下はカリキュラムの見直しよりも
「理系=モテない・儲からない」の社会通念を変えることが
一番だと思います。
いわゆる理系がいわゆる文系のことを理解するほうが、
逆よりも早いと思いますよ。
私が心配しているのは、otsukaさんのように、
自分で探しに行ける人じゃないんですが。