舟を編む


4334927769三浦しをん『舟を編む』(光文社, 2011)が映画になり、DVDになりました。

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原作でも映画でも、一つのものを時間をかけてゆっくり作っていく人たちの姿には、(フィクションとはいえ)頭が下がります。

原作で印象的だった、公の団体ではなく出版社が辞書を作る理由についての、松本先生のこの台詞は使われていませんでした。(ポイントを絞って映画化するのは当然です。)

公金が投入されれば、内容に口出しされる可能性もないとは言えないでしょう。また、国家の威信をかけるからこそ、生きた思いを伝えるツールとしてではなく、権威づけと支配の道具として、言葉が位置づけられてしまうおそれもある。(中略)言葉は、言葉を生みだす心は、権威や権力とはまったく無縁な、自由なものなのです。(p.226)

「漢字」とはちょっと違いますね。学問とも?

逆に、映画だけにあった印象的な台詞は、宮﨑あおいさんの「今でしょ」でしょ。

関連:辞書を編む

489629257X追記:国家的辞典の失敗の記録:飛田良文『国立国語研究所「日本大語誌」構想の記録』(港の人, 2012)

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