素粒子研究で日本人三人に2008年ノーベル物理学賞(スラッシュドット)
受賞したのは、南部陽一郎(87歳、米シカゴ大名誉教授)、小林誠(64歳、高エネルギー加速器研究機構)、益川敏英(68歳、京都大名誉教授)の三氏。受賞理由は、南部氏は、「自発的対称性の破れの発見」、小林氏と益川氏は、「CP対称性の破れの起源の発見」であった。
これからしばらく「対称性」についての解説がメディアを賑わすのだろうけど、「どうもよくわからない」ということになりそうな向きにおすすめなのが、レオン・レーダーマンとクリストファー・ヒルによる、そのものずばりの書、『対称性』。
昔、物理数学の教授が言ってました。
「・・・」という話が出たときには、「それはNoetherの定理によって・・・となるね」と言って話を合わせればいいんですよ。
追記:「大きな賞を受賞した物理学者が対称性について訊かれる」という特殊な状況で効果を発揮するユーモア
授賞理由になった「対称性の自発的破れ」について説明を求められた南部さんは「説明は難しいですね」といいつつ、「(ばらばらな方向を向いていた)大勢の人が突然、私の方向を向いたりする。そういうことなんです」などとユーモラスな身ぶり手ぶりで話し、笑いを誘った。(朝日)
南部さんのユーモアが分からない僕にも、その本を読めば笑えるようになりますかね?
笑えるというよりも、
ああいう場でとっさにあの表現が出ることを、
さすがだと思えるようになる
という感じでしょうか