『オイラーの贈物』で使われているUBASICは、DOS用に開発されたBASICですが、32bit版のWindowsのコマンドプロンプトなら動きます。残念ながら、64bit版Windows 7では動きません(参考:UBASIC を Windows Vista/7 で動かす方法)。

『オイラーの贈物』は、次の機会にUBASIC以外の言語を採用したほうがいいと思いますが、全文公開されている木田祐司・牧野潔夫『UBASICによるコンピュータ整数論』(日本評論社, 1994)等、UBASICに特化した資料を楽しむには、やはりUBASICに動いてもらわなければなりません。

Linuxで動くDOSエミュレータを使う方が簡単です。Ubuntuなら、UBASICをダウンロード・展開したディレクトリで、次のようにすれば、UBASICが起動します。

sudo apt-get install dosbox
dosbox ubv32.exe

日本語は文字化けしますが、とりあえずはよしとしましょう。

UBASICの起動画面

こういうこともあるので、すぐに使えるLinux環境が手元にあるとなにかと便利です。