最強のフォント

The Unicode Standard: 5.0ちまたでは、之繞(しんにょう)の点が1つなのか2つなのかなんてことが話題になることが多いのだけれど、文字はコミュニケーションのためのものなのだから、通じるなら細かいことはどうでもいいと思う。白川さんが言っていたように、「臭は本来、大ではなく犬」だなんてことが(『常用字解』)、聞き入れられる状況ではないし(いろんな意味で)。飛行機内でこの画面を見て、movieのことだと認められない日本人はあまりいないはず。

なんでこんなことになっているかというと、Unicodeの漢字(unihan)はCJKV(中国・日本・韓国・ベトナム)の文字を統合しているから。「画」はUnicodeではU+753Bだけれども、中国なんかではのような字形なんだろうね。

「骨」なんかも、UnicodeのU+9AA8の例示字体はというかんじで、日本の感覚から言ったら「ねんざ?」しているんだけど、まあ、通じないというほどではない。

たとえUnihan DatabaseでU+2FBBに慣れ親しんだを見つけたとしても、こんなものは使ってはいけない。これはいわゆる「ほね」の意味で使われる文字とはぜんぜん