Googleはそのミッションを変更する時期に来ているのでは?


Googleの現在のミッションは、

世界中の情報をアクセス可能にし、人々の役に立てる

だとされています。しかし、この「世界中の情報」に「Googleの検索アルゴリズムの詳細」は含まれていません。「Googleで検索して出てこないものは存在していないに等しい」と言われる時代、Googleのアルゴリズムは世界の成り立ちを決めていると言ってもいい時代です。検索結果に「Googleのアルゴリズム」が含まれていないのなら、それは「世界中の情報」とは呼べないでしょう。近いうちに出てくるということもないでしょう。ミッションはインポッシブルなのです。

Googleも営利企業ですから、自社の優位を保つために秘密を持つのはかまいません。そのこと自体を邪悪だとも思いません。でも、実現する気のないミッションを掲げたままにしておくのはいけません。邪悪です。

ついでに言うと、「アルゴリズムの詳細を公開するとチートされる」という言い方もどうかと思います。単純に「自社の優位を保つため」でいいと思いますが、それでは足りないというなら、せめて「世界中から優秀な人材を集めているが、公開してもチートされないようなアルゴリズムはまだ思いついていない」くらいにしておいてほしいものです。アルゴリズムとデータが分離できないような方式とか、いろいろやりようはあると思うのでがんばってください。

4484111160こんなことを考えたのは、レヴィ『グーグル ネット覇者の真実』(阪急コミュニケーションズ, 2011)を読んだからです。そこで紹介されていたジャック・ロマノス(サイモン&シェスターの元CEO)の発言が、最近のGoogleをよく表していると思います。

「ひたすら理想を追求しているかのような態度を取り、世界の知を拡大することだけが目的なのだと言うくせに、次の瞬間には、自分たちの流儀を受け入れなければ、今回の話はなかったことにすると言う」(p.565)

こんなことを言われない古き良きGoogleが私は好きでした。

http://rickwebb.tumblr.com/post/14467269283/god-i-am-getting-so-fed-up-with-google-this-is

グーグル検索の変化–問われる検索結果の関連性

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