VMware Server

次のようなことを望むなら、仮想化技術の導入を検討するといいでしょう

  • 実験用にクリーンな(つまりインストールした直後あるいはパッチをあてただけの)Windows XPを持っていたい
  • Knoppixで遊ぶのにいちいちCDを焼くのが面倒。そもそもCDから起動するのはドライブがうるさくて嫌
  • GNU/Linuxのいろんなディストリビューションを試したいが、そのためのパーティションを用意したくない
  • システムをを全部丸ごとバックアップしたり、スナップショットをとったりしたい

仮想化技術のアプローチと実装(@IT)で代表的なものはすべて紹介されています

この中ではVMware Serverが、導入のしやすさや性能の点で一つ抜け出ている感があります。残念なことにフリー・ソフトウェアではありませんが無料です(無料になったのは最近です。IEに押されて無料になったNetscapeを彷彿とさせます。Microsoftの製品は、まだまだ性能面で劣っているようですが)
先日紹介したJoel on Softwareにもこのような記述がありました。

NT 4.0だけで起きるある妙なバグがあったときも、私はそれを3分間のデバッグで解決できたのだが、それはVMwareの使い方を知っていて、VMwareにクリーンなNT4.0環境をセットアップしてあったからであり、またVisual C++を使ったリモートデバッグのやり方を知っており、関数の戻り値を知るためにはEAXレジスタを見ればよいことを知っていたからだった。こういったことについて知らない人であれば、同じ問題のデバッグに何時間もかかったかもしれないが、私は1983年に最初のIBM-PCとノートンの例の本を手にして以来、膨大なことを学んできて知っていたのだ(p.226)