平野 啓一郎
出版社: 新潮社 ; ISBN: 4101290377 ; (2005/12)
いっそ文字単位で考えるのではなく、偏や旁の単位で省略の仕方を統一すればどうか?—それを徹底したものがJISコードの略字体である。(p.76)
そうは言っても、MORI Ohgaiの「鴎(U+9D0E)」と「鷗(U+9DD7)」はどちらもJIS X 0213に登録されているんですよ
実際にこれまで私はただの一度として「鴎外」と公の場所で記したことはないし、その他の略字体にしても同様である。(p.77)
それは個人の自由ですが、『JIS漢字字典』に収録されているJIS X 0208の規格票p.272には、森さん自身が「鴎」と書いている証拠が添付されています(「公」をどう解釈するかにあまり依存したくはない話です)
もし仮に、この先JISコードに見られるような略字体の合理的な統一がすべての漢字についてなされるといったことがあるとするならば、私はそれに反対しないであろう。(p.77)
私は白川さんが『常用字解』の中で言っていることの方を支持したいです
古典にみだりに改変を加えることは、文化的遺産に対する重大な冒瀆であるというべきであろう。
だいたい、みんなワープロ使うんですから、わざわざ略字体にしなくてもいいのではないでしょうか
小形克宏の「文字の海、ビットの舟」—JIS X 0213の改正を総括する
1年ぶりに連載が再開しました。文字コードの問題は入り組んでいて誤解も多いので、こういうよく調べられた記事はありがたいです。小形さんのブログもじのなまえも
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