銀河ヒッチハイク・ガイド


ダグラス・アダムスによる、『2001年』の対極にある傑作SF。人生、宇宙、すべての答えを探す旅はここで終わる。この問いが何なのかわからない人、宇宙旅行における「タオル」の重要性をまだ知らない人は、このガイドを急いで読んだ方がいい。宇宙に投げ出される時は突然やってくるのだから。

日本語訳は2種類。風見潤訳と安原和見訳。最大の違いは、有名なフレーズ“Don’t Panic”の訳し方。

風見潤訳は「あわてるな」。

  1. 『銀河ヒッチハイク・ガイド』
  2. 『宇宙の果てのレストラン』
  3. 『宇宙クリケット大戦争』

安原和見訳は「パニクるな」。

  1. 『銀河ヒッチハイク・ガイド』
  2. 『宇宙の果てのレストラン』
  3. 『宇宙クリケット大戦争』
  4. 『さようなら、いままで魚をありがとう』
  5. 『ほとんど無害』

「あわてるな」に長年親しんでいるせいか、「パニクるな」にはかなりの違和感を感じる。

The Ultimate Hitchhiker's Guide to the Galaxy (ペーパーバック)

主要な銀河文明の歴史には例外なく、それぞれ明確に異なる三つの段階が認められるようである。すなわち、生存、疑問、洗練の三段階であるが、これはまた、いかに、なぜ、どこの段階とも呼ばれている。

たとえば、第一段階に特徴的な問いは「いかにして食うか」であり、第二段階の問いは「なぜ食うのか」であり、第三段階の問いは「どこでランチをとろうか」である。(安原和見訳『ヒッチハイク・ガイド』p.288)

ふむ、訳者あとがきを読んで不安になる向きは、シリーズ五巻を一冊にまとめた原書を持っていてもいいかもしれない。

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